平成25年8月5日
インドネシアにおいて発生した天然ダム決壊による災害に対し、衛星画像解析を行ったところ、約1,300万m3(東京ドーム約10杯分)の規模の洪水が発生したことが判明しました。この規模の天然ダム決壊による災害は、我が国にあてはめると戦後最大級の規模に相当するものです。国土交通省では、これらの分析結果をインドネシア政府に提供するとともに、調査団派遣を予定しています。
[1]平成 25 年7 月25 日に決壊したインドネシア国マルク州アンボン島ウェイエラ川の天然ダム周辺の人工衛星画像を国土技術政策総合研究所砂防研究室と(独)土木研究所火山・土石流チームが共同で解析したところ、決壊によって約1,300 万m3の水が数時間の内に天然ダムから流出し、洪水被害をもたらしたことが判明しました。
[2]これは、我が国の戦後最大級の天然ダム決壊事例である昭和28 年和歌山県有田川災害時に決壊した最大の規模のものに相当します。
[3]国土交通省では、これらの解析結果をインドネシア政府に提供するとともに、現地へ調査団の派遣を予定しています。
(参考1) アンボン島ウェイエラ川の天然ダム決壊災害の概要(参考資料1)
(参考2) これまでの国土交通省の技術的支援の経緯(参考資料2)
(参考3) 昭和28 年和歌山県有田川災害の概要(参考資料3)
【報道発表】インドネシアにおける天然ダム決壊の規模は我が国の戦後最大規模の天然ダム決壊(昭和28 年和歌山県有田川災害)に相当することが判明(PDF形式:78KB)
【参考資料1】アンボン島ウェイエラ川の天然ダム決壊災害の概要(PDF形式:315KB)
【参考資料2】これまでの国土交通省の技術的支援の経緯(PDF形式:254KB)
【参考資料3】昭和28年和歌山県有田川災害の概要(PDF形式:264KB)
インドネシアにおける天然ダム決壊後の衛星画像解析(PDF形式:1013KB)
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